touta1107の日記

大学院修士課程を修了し、この度社会人となりました。

【映画】ブラインドネス

 ブラインドネスという映画を見ました。

目が見えなくなる病が突然日本人男性(伊勢谷友介)から流行するという、感染系のパニック映画です。特徴は以下の通り。

 


ブラインドネス(字幕版)(プレビュー) - YouTube

 

・まず感染系パニック映画に特有の「どうすれば感染するか/しないか」の緊張感がないこと(感染経路や感染者との接触は作品途中からどうでもよくなってしまう)。従って、お決まりのパニック系映画の進行コードである「感染した/してない」の区別に左右されない物語設定になっていること。代わりに「目が見える/見えない」という特殊な区別によって、物語が進行します。また、目が見えない人ばかりの中で、見える代表者がいること。何かおもしろく論じられるような、特筆すべきはこの点のみでしょうか。

・そして次に、感染者が隔離された盲目者ばかり集まった隔離空間が中心的に描かれていること。でも割と社会的主義的な管理体制を思わせたり、独裁体制を思わせたりする場面しか印象的ではなく、至極その意味で何の発見もない映画です。

・とはいえ、その中でも終盤には目が見えない大半の人たちが雨にあたるシーンがあり、そのシーンのみ何か感じさせられるものがあるのも特徴のうちの一つです。

 

 

 というところまで考えて、でもやっぱりダメダメな映画だなーということがようやくわかりました。(いろいろ中途半端に設定が変なところが)